【門真市】三島神社の薫蓋樟

(みつしまじんじゃ くんがいしょう)

大阪府最大!!楠の巨樹

「おお…おおぅ…」思わず見上げてしまう巨木。

それが『薫蓋樟』で知られる大楠です。

当店『大真酒店』から自転車で10分~15分ほどの近所にこんなすごい場所が存在していたとは!驚きという気持ちとともに、ありがたい気持ちになりました。


【場所】大阪府門真市三ツ島1374 三島神社境内

住宅街の中、いわゆる村の中にある神社『三ツ島神社』

その境内の中いっぱいに広がるくんがいしょう。

枝や葉っぱがいっぱいに広がっていて、遠目にもすぐ「あれか!」とわかる。

 


「ハァハァハァ」思わずペダルを強く踏む。

狭い村の住宅街を縫い走り、境内の裏手に出てきた。

境内からはみ出しているくんがいしょう。

ぐるりと回りこむと、三ツ島神社の正面に出た。

「静かや…。」

鳥居の前に立っていると、鳥の鳴き声や風の音が聞こえるだけで境内の中は静まり返っています。

姿が見えずともなにかのーラを放っているようで、薫蓋樟の存在を感じます。

 

鳥居をくぐると…

 

 

「おお!!!!」

想像を超える大きさ!高い!

見上げても空を覆うほどの背丈。

薫蓋樟が作る影の黒は濃く、風もひんやり冷たく感じる。

気持ちが引きしまる。

 

それと同時にニヤついてしまう。

『すごいもの』を見ると楽しくなります。


大楠<薫蓋樟>を見る前に予習です。

どんな歴史がありどのような大木なのか?

背景を知ってから見るほうがよりいっそう楽しく見ることができます。

 

そう思って読み始めるが、逸る気持ちでゆっくり読んでられん!!

樹齢は約千年で、高さは24メートル、幹回り13メートルで中は空洞。空洞なん!?

国の天然記念物に指定されている。

『薫蓋樟』の名前の由来は…。

和歌が難しくてよくかりません。

江戸末期の和歌から由来しているようです。

樹齢は千年ですので、その前はなんと呼ばれていたのか気になります。

平安時代ですね。

 

ちなみに高さ24メートルは

〇ボーリングレーンの長さ

〇テニスコートの縦の長さ

〇マンションの8階(近所のピュアネス土井くらい)

〇シロナガスクジラの全長(えっクジラの大きさ凄い!)

です。

話が逸れました。

 

説明文から凄さが伝わってきます。

間近に薫蓋樟を拝見させていただくとします。

 

 

「おお!!」とさらに驚きの声が出るかと思ったけど。

吸い込まれるようにじっと見つめてしまう。

ざらざらとした木の肌。でこぼことした瘤(こぶ)。

この大木が過ごしてきた時間が僕の体の中を通り抜けていくよう。

さらさらと木の葉のすれる音が時間を止めている。

 

‥‥。

 

「そやそや、写真!!」

5分ほどぼんやり見つめていて気が付いた。

これが千年の大木さんの魅力か。

 

日本語むずかしい

けっきょく『薫蓋樟』ってどういう意味なのか、わからなかった。

特に印象的な部位。圧倒感。

固い木皮。冷たいのに熱いような。

鉄とは違う固さ。

これがひとつの生命体やとは。

なんかすげぇなぁ~…。


薫蓋樟を一周してみました。

石碑のある方から裏に回ってきました。

こちらのほうが全体を見渡せる。

いやあ、改めて大きいですね。

千年もの間いろんな景色を見てきたくんがいしょう。

平安時代→鎌倉時代→室町時代→安土桃山時代→江戸時代→明治・大正・昭和・平成・令和

平安時代のくんがいしょうはヒョロヒョロの1メートルくらいのクスノキやったでしょうし。

 

薫蓋樟を見上げて再び、漠然とした凄さに浸りました。

「ほえ~~~」

 

 

「ホゥホゥッ、ホゥホゥッ」

薫蓋樟の枝の先から鳩の鳴き声がします。

どうやら巣を作っているようです。

太い枝のへっこんだ場所で鳩たちが楽しそうに遊んでいる様子。

ここなら安全に住めそうですね。

 


ゆっくりしてしまいました。

木と対話した気分です。

静かな空間で心が落ち着きます。

日頃のストレスや悩みがスッと和らぎます。

皆でわいわいにぎやかに行くよりも、独りで落ち着いて見に行くのをおすすめします(^^)

お酒の大真酒店 宮本浩次

 

三ツ島神社・薫蓋樟へお越しの際はぜひ当店にもお立ち寄りください。

少し遠いので難しいと思いますけど(汗


薫蓋クス - Wikipedia

ウイキペディアに詳しい情報が載っていましたので、リンク貼ります。


無料の駐車場があります。

おトイレもあって安心です。